建て方
建て方ってなに?
建て方とは、建物の主要な構造材を組み立てていく作業です。
作った土台の上に柱を立てていき、屋根の一番高いところの柱、
棟木(むなぎ)を取り付けるまでの作業です。
建て方の流れ
まず、1階の柱部分を立てます。掛矢という木槌を使って土台に柱を打ちます。
土台と柱は、アンカーボルトやL字金物と呼ばれるもので緊結します。
次に、2階を作っていきます。
家の外周の柱(胴差し)を取り付けます。胴差しは横にかける木材で、
1階から2階にかけて通り抜けになっている長い柱(通し柱)に突き刺さる形で固定されます。
胴差しができあがったら、床梁を取り付けます。
梁は、建物に対して水平に渡して、屋根や床など建物の上からの荷重を柱に伝えて
建物を支える部材のことです
床組には、梁や大引の上に根太と火打ち土台を設置する根太(ねだ)工法と、
根太を使用しない剛床工法がありますが、
最近は、水平方向の力に強い剛床工法が多いです。
最後に家の一番高いところので屋根を支える構造部材、
棟木を取り付けます。
この棟木を取り付け、
建て方完了となります。
棟木を取り付けるまでの手順
① 小屋束を立てる
② 小屋束の上に母屋と棟木を取り付る
③ 棟木を取り付ける
棟上げまで工事が終了したことに感謝し、無事建物が完成することを祈願する式(上棟式)が行われる場合もあります。
